みょうが寿司

ハレの日に食べられてきた祭事の郷土料理が、土産物として認知を広げてきた小座波みょうがの押し寿司

山&川✖押す

みょうが寿司とは、富山市南部の小佐波(おざなみ)地区で採れる伝統野菜・小座波みょうがを使った押し寿司である。

本来は、たきたてのご飯で酢飯をつくり、ミョウガと川魚の身をほぐして混ぜ込み、茶わんによそって、浄土真宗の宗祖である親鸞(しんらん)聖人の命日(1月16日)や親鸞聖人のご遺徳をしのぶ仏事・報恩講(ほうおんこう)、地域の祭りで食べる郷土料理だったが、笹(ささ)の葉に包んだ押し寿司スタイルが登場すると、土産物として人気を博するようになった。

3カ月程度じっくりと甘酢に漬け込んだミョウガに、地元産コシヒカリ、身を刻んで甘酢に漬けた塩マス、青ジソを混ぜ、型に入れて重しで1時間ほど押すみょうが寿司(押し寿司)は通年で販売されている。

一方、家庭では、小座波みょうがの収穫時期(8月~10月)に、ちらし寿司の具材として使われる場合もある。

押し寿司でもちらし寿司でも、シャキシャキした歯ごたえと豊かな風味、ほのかな甘みとさっぱりとした酸味を楽しめる。

写真:中島健太

Masayoshi Sakamoto

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このマップは、富山の地質、食文化、そして寿司スポットをひとつにまとめたものです。